カバーの説明

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 「東海道五十三次」、神奈川の「宿」9カ所について

 神奈川革新懇のホームページのカバーを歌川広重の「東海道五十三次」にしました。
 神奈川県は、海あり、山あり、更に観光地もあり交通の要所です。また、かつては鎌倉幕府があり、明治時代から文明開化の横浜、近代産業の京浜工業地帯があります。農業、漁業も盛んです。戦後は、大企業と米軍基地が集中する地域になりました。
 そうした特徴の神奈川県を網羅する表紙として、「温故知新」の立場で、浮世絵師の歌川広重の「東海道五十三次」を選びました。日本橋を出発点にして、品川に続き、神奈川に入り、川崎、神奈川、保土ヶ谷、戸塚、藤沢、平塚、大磯、小田原、箱根と9カ所の「宿場」があり、どこも歴史と風光明媚な神奈川の特徴を示すものとして採用しました。

川崎の宿
 日本橋から3番目の「宿」です。絵は、この宿に入る手前の六郷川(多摩川の下流の別称)の渡しです。渡し船が旅人を乗せて対岸(川崎区)へ向かっている。対岸には、船を待つ旅人が描かれています。


神奈川の宿

江戸をたって神奈川の「宿」は一日の行程。街道はゆるい丘陵へ続き、街道に軒を並べる茶屋がある。昔は、この街道近くまで海が迫って船着き場があった。左手に海を広く見せ、遠く磯子、金沢のあたりを遠景、海上には帆舟、釣舟が海に浮かんでいる。

今日の横浜港の原型になった「宿」です。

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